キングの餌食になりまして。


 とんでもない人と誕生日を一緒に過ごす約束をしてしまった。


 なんでも……かぁ。

 もし『夢の国を貸し切って欲しい』なんて言えば叶えてもらえそうな気がしてならない。


 なにも贅沢を望まずとも。

 一年後、隣に京極さんがいること。

 それから、誕生日を祝おうとしてもらえる気持ちそのものが、嬉しい。


 ひょっとしたらお金よりなにより、それが一番の贅沢なのかもしれない……。


 今夜は、最高に幸せな夜になる。


 だけどあなたは……。

 明日には、ここにはいない――。


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