素敵な王子様の育てかた。
部屋には王子と私だけとなった。
王子は変わった自分の顔を、鏡に映してまじまじと見て呟く。
「……これ、本当に俺かな?どうも見慣れない」
「紛れもなくライト王子ですわ。それが本来のお顔なのです。いずれ見慣れて来るかと思いますが」
あまりの変わりように、王子自身もまだ実感が湧かないようだ。
そりゃあ、今までとは正反対。
本当に見えていたの?と思うほどに髪が顔を隠していたし。
「なあ、ララ」
「はい?」
「ちょっとこっちに来てくれる?」
王子が手招きをする。
指示された通り、私は王子の傍へとよった。
「なんでしょう?」
「どう?近くで見ても、変じゃない?」