王子様とハナコさんと鼓星
「じゃあ、またね」
軽く頭に触れ、その手を振り去っていく?
(社長って…凄い。私が怒られて落ち込んでいたのが分かるなんて。しかも、あんな言い方は慰めてくれたようなもの)
こんな私に構って何の得になるとか、社長の気持ちは理解出来ないけど、今回はその優しさが嬉しかった。
よし、いつまでも悩んでないで仕事頑張ろう。
外を見るともうスズメはいない。台車をおして、私は持ち場に向かっていった。