年上のアナタと大人の恋ができたなら

その後美月は就職して東京へ、俺は地元の大学に進むことになり
卒業式を最後に顔を合わせることはなかった
会いにいこうにも俺は土日、美月は平日休みと休みがまずあわない
唯一したのは卒業後にした電話だそれも1回きり
そんなんで美月を振り向かせることなんて到底できる訳もなく
ただただ時間だけが過ぎていき俺は大学を卒業
地元に就職を決めたがそれでも状況は変わらない

美月の家も美月がいなければ行くイミもないと考え
行っていればもっと早く美月のことが分ったのに行かないでいた結果
あのオトコに先を越されてしまったと言う訳だ

東京で好きな人ができ婚約までしたと知ったのは同窓会だった
同窓会は唯一美月と会えるチャンスだ、そこで俺は告白しようと思っていたのに
美月に婚約したことを聞かされショックを受けることとなる

そこからは俺の一方的な言い分だ
社会人になったら告白するつもりだったのに何で婚約したのかだの
俺の方が美月と一緒にいる時間が長いから俺の方が美月のことを分っている
などと勝手なことばかり口にしていた

美月からは最初に会ったときの笑顔はなくなり今は困惑した顔を俺に向けていた
その上迎えにきた婚約者にもあたる始末、俺最低だ

その後は蓮さんにも説教され俺はもうぼろぼろだった
3人に無言でアタマを下げたあと俺は会場を後にした


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