年上のアナタと大人の恋ができたなら

「やはり肩書きなんですか」

「そういう俺も大病院の後継ぎだし腕も一流、イケメンで金も持っている
俺達お似合いじゃないかな?」

「私はそうは思いません、このお話はなかったことにしてください
貴方とでは上手くいくわけないです」

「本当のキミは素直で思いやりのある優しい人だ自分を偽ることなんてするな」

「!」

私は景山さんを見ると彼は真面目な顔をして私を見た

「知ってるよ、キミが自分を偽っていたこと
まわりにわざと我儘なお嬢さんを演じていたこと」

「どうして」

「俺も同じ大学だったから」

「え?」

「同じ大学といっても俺は医学部だったからたまに見かける程度だったけどね」

私が景山さんを見つめていると

「いつも取り巻きに囲まれているのに全然嬉しそうじゃなかった
何を考えているのか無表情な顔がすごく気になった
キミが東雲不動産の社長令嬢だと知ったのはそれからすぐだった
性格はキツくワガママな社長令嬢だって誰もがウワサしていた
本当のキミはそうじゃないのにキミは言いわけすらしなかった
見せかけだけの付き合いの人間に言ってもしょうがないって思ったんだろう?」

「!」

「でも最近のキミはちょっと雰囲気が変わった、表情が柔らかくて
これが本当のキミだと知ったときにはもっとキミを知りたくなった
でも中々会う機会がなくてね、今回こういう手段をとったんだ」


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