年上のアナタと大人の恋ができたなら

「そうでもないですよ出し巻きもウィンナーもフライパンで炒めただけだし
唐揚げは昨日の残りものを温めただけですしそんなんばかりですから」

「そんなことないよ、朝の時間でこれだけ作れるなんて凄いよ」

「1人暮らしなのでなるべく自炊するようにしてるんです
外食はお金がかかりますから
両親も色々送ってきてくれるので材料的にも助かってるし」

「ご両親は金沢でペンションやってるんだよね?」

「はいお客さまにも好評みたいで1年をとおして忙しそうです
どうしても人出が欲しいときは兄に応援を頼んでいるみたいです」

「お兄さんも金沢なんだよね」

「はいペンションの近くでお店を開いています」

「だから紅茶か」

「そうですね兄に色々教わりましたから」

「東京に来ることよく許可してくれたね
オンナの子を1人で東京に行かせるのって親としたら心配なんじゃない?」

「最初はちょっと渋られましたけど兄が説得してくれたんです
だからこうやって東京で仕事が出来るのは兄のおかげでもあるんです」

「妹思いのお兄さんか、羨ましいな」

「桐生さんもお兄さんと弟さんがいますよね?」
「ウチはオトコばっかりだから小さいころはよくケンカしてふざけてたな
それも高校の頃になるとぴたっとしなくなったけど
ただ3人とも年がわりと近いから話はよくしてた
今は兄貴は結婚して家庭を持ったし弟は婚約中で昔ほど会話も少なくなってきたけどね
それでも仲の良さは変わらないかな?会社でも顔を合わせれば私語とかよくするしね」

「私と兄は2人兄妹なんですけど兄は私をすごく可愛がってくれて
小さいころから兄の後をくっついてまわってました
さすがに高校生ぐらいになると私も友達と遊ぶのが楽しくなって
そこでようやく兄離れしたって訳です」

「なるほど」


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