年上のアナタと大人の恋ができたなら

「今でも家に帰るとつい甘えちゃいますね
仕事柄中々金沢に帰る時間はないですけど連絡はとりあってるんです
最初は東京で1人寂しかったんですけど今は柚樹と小百合さんの2人がいてくれるから何とか頑張れてますね」

「小百合さん?」

「ウチの店のオーナーです
商品のことなど色々アドバイスをしてくれてるんです」

「俺3人めになりたい」

「え?」

「俺はこれからもキミとこうやって過ごしていきたい
これから先もキミと一緒にいたい
少しづつでいいから俺のことも考えてほしい」

「桐生さん・・」

「返事は急がないよ、と言いたいところだけど早めに聞かせてもらえると助かる
でも返事は俺が想像しているような言葉だといいと思っている
さて真剣な話はここまで!ちょっと寒くなってきたねそろそろ帰ろうか」

「あっはい」テーブルの上のお弁当を片付けたあとクルマに乗りこんだ
私たちは鎌倉をあとにして東京に向かった
帰りのクルマの中でも話題は尽きず家に着くまでずっと喋りっぱなしだった


家には暗くなる前に着いた
私がクルマから降りると桐生さんも降りてきて

「今日は楽しかった、また誘ってもいいかな?」

「はい」

「それじゃあ」

「はい有難うございました」

彼の乗ったクルマが見えなくなるまで見送るとマンションに入った


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