年上のアナタと大人の恋ができたなら
「桐生君から聞いてみた?」
「いえ、あの昨日の話って本当なんですか?」
「本当よ彼が友人と話してるのを実際聞いたんだから」
「私信じられないんです、彼がそんなこと言うなんて
同じような悩みを持っている東雲さんのことを
そんな風に言うなんて信じられなくて
一度駿介さんと話してみたほうがいいんじゃないですか?」
「桐生君は聞く耳持たないわよ、昨日も話すらできなかったんだから」
「でも話さないと分らないこともありますよ」と話していると
「東雲」と声のしたほうを振り向くと駿介さんが立っていた
「駿介さん」彼はじっと東雲さんを見ていた
「東雲話がしたい」
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私達3人は近くのファミレスに入った
飲み物だけオーダーすると早速話しだした
「私は小さいころから社長令嬢っていう肩書きがいつも付いてまわってた
普通に接してくれる人なんていなくてすごく寂しかった
まわりが皆腫れモノに触るように接する中で桐生君だけは
普通に接してくれることが嬉しくて桐生君だけは信じることができた
でも結局アナタも皆と同じだった」