年上のアナタと大人の恋ができたなら
さっきから何も話さない駿介さんにちょっとびくびくしながら
彼に手を繋がれ歩いていた
しかし早足なので私は小走り状態だ
「駿介さんもうちょっとゆっくり歩いてください」
しかし聞こえていないのかスピードは緩まらない
「駿介さん!」と大きな声を出すとはっと気がつき歩みを止めた
軽くぜいぜい言う私を見て彼はすまなそうにゴメンと言った
「どうしたんですか?私何かしましたか?」
「イヤ違う」
「?」
「ごめん」と言うと頭を垂れていた
「どうしたんですか?」
「嫉妬した」
「え?」
「美月が柘植さんと居るのを見た瞬間かっとなった
2人が楽しそうに話しているのを見たら
美月をアイツからすぐにでも引き離したくなった
嫉妬したんだよ」
「駿介さん」
「カレと何を話してたの?」
彼はじっと私の顔を見ていた、私は
「どこかお店に入りませんか?」
入ったのは居酒屋だった
話がしたかったので個室をお願いした
とりあえず飲み物だけオーダーしたあと店員が出ていったのを見て話した
「柘植さんアメリカの出版社に誘われたんです
腕をかわれたようで要はヘッドハンティングらしいです
それで一緒に行かないかって誘われました」