年上のアナタと大人の恋ができたなら
「それは学生時代のことだしとっくに別れていた
ちゃんと説明しただろう?」
「東雲さん駿介さんの会社に行ったんですよね
その時に私に会いにくるって思わなかったんですか?
彼女が私に会いに来る前に話してくれてれば
私だってきちんと彼女と話せていたんですよ」
「っ・・」
「学生時代だから?ずっと昔のことだから?とっくに別れていたから?
駿介さんはもう完結しているように言ってますけど
実際東雲さんは私に会いにきたんですよ?」
「・・・」彼の瞳がだんだんと悲しい色になっていくのは分ったが
私はもう止められなかった
「私、純粋に柘植さんの写真に魅せられたんです
こんなすごい写真撮れる人がいるんだって・・
駿介さんだってそういう人に出会ったら何か感じたりしないんですか?
私は彼のことが気になって写真集まで買ってましたよ
彼はカメラマンとしては魅力的な人です
ただお話して日は浅いので人間的にはどんな人かは分りません
でもそう思うのはいけないことですか
私は駿介さん以外の男性を見たり話したりしちゃいけないの!?」
「美月待って」
「柘植さんには2度告白されました、でも2回ともその場できちんと断っています
別に返事を先延ばしにしたりとかした訳でもないのに・・
何でも話そうって確かに約束しました
でも隠し事してたのは貴方も私も同じじゃないですか
それなのに貴方は良くて私はダメなの!?」
「美月待って話を聞いて」私は彼の目を見ると
「今日はもう止めましょうこれ以上話しても平行線です」
そう言うと彼を残してお店を出た