2.5次元少女
きらside
朝学校へ来ると、鴻とあの相良が会話していた
俺は相良が嫌いだ。大嫌い
相良は、高1の時は高嶺の花と呼ばれていた。
でも実際は誰でもいい
そんな女だった。
鴻にはそんな女に捕まって欲しくない。
ただそれだけなのに
あの女の友達は俺が酷いと言い始めた。
酷いのはお前の友達だっつうの
イライラしたので体育はサボった
俺は音楽室へ行く。
音楽室は俺の部屋
日当たりがいいし
何よりここからなら色々見える
下の図書室にしようと思ったがあそこは鍵がかかってる。無理に開けたりして修理代金を取られるのはごめんだ。
外では楽しそうにみんながサッカーや
ドッチボールしている。
あのバカップル目立つな。
鈴木と森崎。
鈴木も良かったよな、森崎と付き合えて。
ッー
なんの音だ?
グスッ
ああ、
下で誰か、泣いてるな。
イライラしてる俺からすればすごい耳障りだ。
まあ、どうせすぐどっか行くだろう。
そう思った矢先に聞こえてきた
「……だいくん。」
この名前と声に
俺はびっくりしてそっとベランダを覗き込む
やはり下には
あの相良棗がいた
いつものあのニコニコ笑いわなく
消えてしまいそうな
普通の女の子がいた。
なんでそんなに泣いてんだよ
お前軽いんだろ?
イライラする。
泣きやめよ
自分が悪いくせに。
そう思って屋上へ行った
ーー
ーーーーー
屋上は気持ちがいい。
鴻が言っていた
「棗はそんなやつじゃない」
「軽くなんてない」
「いつもの人のこと考えてる」
「優しい」
だが、俺の知ってる噂じゃ、
うん。所詮噂なんなけどな…
ガチャッ
知らない奴らが入ってきた、
俺には気づかないだろう陰にいるからな
男1「やべえよな相良」
男2「それ、きらさん怒らせてたし」
男1「なのにあの笑顔を崩さないとこね」
男3「さすがだよね」
男2「マジで居場所なくなるんじゃね?」
男3「俺そろそろヤレるかなあ?」
男1「さあな〜」
男3「でもこの前誘ったら今度いいよ〜って言ったよ」
ほら、お前はやっぱり軽い。
だから嫌いだ
男2「でもなんだかんだで俺の周りで相良とヤッたやついねんだよねえ」
男1「そうそう!何故かみんな他の人と予定あるって言われてるのに誰1人としてヤッたやついないってゆうね」
男3「ビッチは噂だもんな〜。でもこれで
できたらできたで良くない?
俺付き合いてえ〜」
男2「今ならチャンスじゃね?弱ってるし」
ガチャッ
ギャハギャハ笑いながら出て行った。
相良のことなんてどうでもいい。
けど、俺間違えてるのか?
ガチャッ
次はなんだ。
陰からそっと覗く
相良だ。
相良は柵の上に立った
何する気だよ。
まさか落ちねえよな?
「いつ、忘れるのかな。」
小さい声でそう聞こえた。
「いつか、戻ってきてくれるのかな」
鈴木のことか?
「忘れたい。のに。忘れない。」
何に対して?
普段は、お前辛そうに見えねえし
「夢だったの、、かな。」
そう言って涙声になって行く相良。
「♫本当に伝えたいのは5文字だけ〜」
綺麗な歌を歌い始める。
それとともに棗は少し
スッキリしたような顔になる。
ガチャッ
?「棗!」
「龍…」
「ここじゃ優雅だよ」
次は誰だよ
やっぱ男なら誰でもいいのかよ
「それより棗。降りなさい」
素直に降りる相良。
「とりあえず図書室に戻りな」
そう言って相良を屋上から追い出すそいつは
きっと俺の存在に気づいている。
「出てこい」
俺にそんな口叩くのか
「ああ?」
龍「斉木か。」
呼び捨てかよ誰だこいつ。
「てめえは誰だよ」
「俺は龍。ここじゃ優雅で通ってる。」
へえ。偽名で通ってるなんて怪しいな。
「相良とどーゆー関係?」
「棗は…仲間だ」
仲間!?
あいつチームに入ってたのか
「どこだ?」
「言うと思うか?」
もちろん聞いたら潰す
相良が鴻に手を出しかけてるからな。、
俺の考えがわかったのか
龍はいった
「…桜蘭だよ」
桜蘭 。世界最強の暴走族。
そんなやつがこの高校にいるだと?
バカのこと言うな
「タイマンだ」
ああ。
そう言った龍ってやつに
数分後
俺は立てないくらいズタズタにされた。
どうやら桜蘭というのは本当らしい
「あのさあ、きら様とか言われて調子乗ってたんじゃない?弱すぎ」
世界最強…レベルが違いすぎた。
「ああ。」
俺が弱いのは認めよう
これで龍が桜蘭なのは証明されるとして、
相良は仲間?姫か何かか?
「相良は姫か?」
「姫は美嘉子だ」
相良といつも一緒にいるあいつか。
じゃあ姫の友達だから
仲間ってことか
桜蘭もかわいそうにな。
姫があんなやつ友達じゃなけりゃ
関わらなくて済んだのにな。
「かわいそうに」
ぼそっと呟いた俺のこの一言は、去り際の龍に聞こえたみたいで
龍「誰が?」
少しキレたような言い方だな。
「桜蘭が」
龍「なんで」
「相良なんて守らなきゃいけねえからだよ」
龍「何にも知らねえくせに
知ったようなふりしやがって。
勝手なこと言ってんじゃねーよ」
そう言って本当に屋上から出てった。
もうわけわかんねえよ。
相良も、いい味方をつけたな。
それとも計算でか?
わざと美嘉子と…
あの女だからありえるな。
ガチャッ
今日はたくさん人が来るな。
今度は誰だよ
「もぉ〜ここじゃダメだってぇ
人来ちゃうよぉ」
「授業中だし大丈夫だよ!
それに鍵も閉めたし、誰も入ってこねぇよ」
「もぉ!たけちゃんのばかぁ♡」
「かわいいなあ、
さな」
え?
一瞬時が止まった気がした。
は??
お前鈴木はどうした。、
「鈴木悲しむんじゃないの?」
「だいわぁ、別にそーゆーのじゃないから
いいのぉ気にしないで♡
それにぃ、たけちゃんの方が好きなのぉ」
「そっかぁ鈴木に悪いけど
いただきま〜す」
いやダメだろ。
どいつもこいつも軽すぎかよ
だから女は。
それにしても
居づらい…
仕方ない。下のベランダに飛び移るか。
音楽室のベランダをめがけて。
いけるよ、な?
よしっ
(ぴょん)
あ、、やべえ
落ちる。、
とりあえず手すりに捕まって。
ガシッ
ああ、やべえ、死ぬかと思った。
危機一髪すぎ。、
っと、
このベランダは図書室か。
うわ最悪だな。、そういえば相良は
図書室行くって言ってたもんな。
この際仕方がないか。
静かにドアをスライドする。鍵開けっぱかよ。
え。何このホテルの部屋みたいな感じ。
相良が見当たらねえし
ちょっと散策。
冷蔵庫もあるし。
テレビもある。
加湿器もあるし。
カーテン付きソファーベッドも
ーーーーー!
寝てる相良を見つけた。
けど、なんでまた泣いてんだよ。
なんか、うざいし嫌いなはずなのに、
今はなんか、
ちょっとだけ守りてえとか思っちまった。
そっと頭を撫でると
少しだけ泣き止んだ気がした。
と同時になぜか
安心して、意識が薄れていった。
ーーーー
ーーーーーー
朝学校へ来ると、鴻とあの相良が会話していた
俺は相良が嫌いだ。大嫌い
相良は、高1の時は高嶺の花と呼ばれていた。
でも実際は誰でもいい
そんな女だった。
鴻にはそんな女に捕まって欲しくない。
ただそれだけなのに
あの女の友達は俺が酷いと言い始めた。
酷いのはお前の友達だっつうの
イライラしたので体育はサボった
俺は音楽室へ行く。
音楽室は俺の部屋
日当たりがいいし
何よりここからなら色々見える
下の図書室にしようと思ったがあそこは鍵がかかってる。無理に開けたりして修理代金を取られるのはごめんだ。
外では楽しそうにみんながサッカーや
ドッチボールしている。
あのバカップル目立つな。
鈴木と森崎。
鈴木も良かったよな、森崎と付き合えて。
ッー
なんの音だ?
グスッ
ああ、
下で誰か、泣いてるな。
イライラしてる俺からすればすごい耳障りだ。
まあ、どうせすぐどっか行くだろう。
そう思った矢先に聞こえてきた
「……だいくん。」
この名前と声に
俺はびっくりしてそっとベランダを覗き込む
やはり下には
あの相良棗がいた
いつものあのニコニコ笑いわなく
消えてしまいそうな
普通の女の子がいた。
なんでそんなに泣いてんだよ
お前軽いんだろ?
イライラする。
泣きやめよ
自分が悪いくせに。
そう思って屋上へ行った
ーー
ーーーーー
屋上は気持ちがいい。
鴻が言っていた
「棗はそんなやつじゃない」
「軽くなんてない」
「いつもの人のこと考えてる」
「優しい」
だが、俺の知ってる噂じゃ、
うん。所詮噂なんなけどな…
ガチャッ
知らない奴らが入ってきた、
俺には気づかないだろう陰にいるからな
男1「やべえよな相良」
男2「それ、きらさん怒らせてたし」
男1「なのにあの笑顔を崩さないとこね」
男3「さすがだよね」
男2「マジで居場所なくなるんじゃね?」
男3「俺そろそろヤレるかなあ?」
男1「さあな〜」
男3「でもこの前誘ったら今度いいよ〜って言ったよ」
ほら、お前はやっぱり軽い。
だから嫌いだ
男2「でもなんだかんだで俺の周りで相良とヤッたやついねんだよねえ」
男1「そうそう!何故かみんな他の人と予定あるって言われてるのに誰1人としてヤッたやついないってゆうね」
男3「ビッチは噂だもんな〜。でもこれで
できたらできたで良くない?
俺付き合いてえ〜」
男2「今ならチャンスじゃね?弱ってるし」
ガチャッ
ギャハギャハ笑いながら出て行った。
相良のことなんてどうでもいい。
けど、俺間違えてるのか?
ガチャッ
次はなんだ。
陰からそっと覗く
相良だ。
相良は柵の上に立った
何する気だよ。
まさか落ちねえよな?
「いつ、忘れるのかな。」
小さい声でそう聞こえた。
「いつか、戻ってきてくれるのかな」
鈴木のことか?
「忘れたい。のに。忘れない。」
何に対して?
普段は、お前辛そうに見えねえし
「夢だったの、、かな。」
そう言って涙声になって行く相良。
「♫本当に伝えたいのは5文字だけ〜」
綺麗な歌を歌い始める。
それとともに棗は少し
スッキリしたような顔になる。
ガチャッ
?「棗!」
「龍…」
「ここじゃ優雅だよ」
次は誰だよ
やっぱ男なら誰でもいいのかよ
「それより棗。降りなさい」
素直に降りる相良。
「とりあえず図書室に戻りな」
そう言って相良を屋上から追い出すそいつは
きっと俺の存在に気づいている。
「出てこい」
俺にそんな口叩くのか
「ああ?」
龍「斉木か。」
呼び捨てかよ誰だこいつ。
「てめえは誰だよ」
「俺は龍。ここじゃ優雅で通ってる。」
へえ。偽名で通ってるなんて怪しいな。
「相良とどーゆー関係?」
「棗は…仲間だ」
仲間!?
あいつチームに入ってたのか
「どこだ?」
「言うと思うか?」
もちろん聞いたら潰す
相良が鴻に手を出しかけてるからな。、
俺の考えがわかったのか
龍はいった
「…桜蘭だよ」
桜蘭 。世界最強の暴走族。
そんなやつがこの高校にいるだと?
バカのこと言うな
「タイマンだ」
ああ。
そう言った龍ってやつに
数分後
俺は立てないくらいズタズタにされた。
どうやら桜蘭というのは本当らしい
「あのさあ、きら様とか言われて調子乗ってたんじゃない?弱すぎ」
世界最強…レベルが違いすぎた。
「ああ。」
俺が弱いのは認めよう
これで龍が桜蘭なのは証明されるとして、
相良は仲間?姫か何かか?
「相良は姫か?」
「姫は美嘉子だ」
相良といつも一緒にいるあいつか。
じゃあ姫の友達だから
仲間ってことか
桜蘭もかわいそうにな。
姫があんなやつ友達じゃなけりゃ
関わらなくて済んだのにな。
「かわいそうに」
ぼそっと呟いた俺のこの一言は、去り際の龍に聞こえたみたいで
龍「誰が?」
少しキレたような言い方だな。
「桜蘭が」
龍「なんで」
「相良なんて守らなきゃいけねえからだよ」
龍「何にも知らねえくせに
知ったようなふりしやがって。
勝手なこと言ってんじゃねーよ」
そう言って本当に屋上から出てった。
もうわけわかんねえよ。
相良も、いい味方をつけたな。
それとも計算でか?
わざと美嘉子と…
あの女だからありえるな。
ガチャッ
今日はたくさん人が来るな。
今度は誰だよ
「もぉ〜ここじゃダメだってぇ
人来ちゃうよぉ」
「授業中だし大丈夫だよ!
それに鍵も閉めたし、誰も入ってこねぇよ」
「もぉ!たけちゃんのばかぁ♡」
「かわいいなあ、
さな」
え?
一瞬時が止まった気がした。
は??
お前鈴木はどうした。、
「鈴木悲しむんじゃないの?」
「だいわぁ、別にそーゆーのじゃないから
いいのぉ気にしないで♡
それにぃ、たけちゃんの方が好きなのぉ」
「そっかぁ鈴木に悪いけど
いただきま〜す」
いやダメだろ。
どいつもこいつも軽すぎかよ
だから女は。
それにしても
居づらい…
仕方ない。下のベランダに飛び移るか。
音楽室のベランダをめがけて。
いけるよ、な?
よしっ
(ぴょん)
あ、、やべえ
落ちる。、
とりあえず手すりに捕まって。
ガシッ
ああ、やべえ、死ぬかと思った。
危機一髪すぎ。、
っと、
このベランダは図書室か。
うわ最悪だな。、そういえば相良は
図書室行くって言ってたもんな。
この際仕方がないか。
静かにドアをスライドする。鍵開けっぱかよ。
え。何このホテルの部屋みたいな感じ。
相良が見当たらねえし
ちょっと散策。
冷蔵庫もあるし。
テレビもある。
加湿器もあるし。
カーテン付きソファーベッドも
ーーーーー!
寝てる相良を見つけた。
けど、なんでまた泣いてんだよ。
なんか、うざいし嫌いなはずなのに、
今はなんか、
ちょっとだけ守りてえとか思っちまった。
そっと頭を撫でると
少しだけ泣き止んだ気がした。
と同時になぜか
安心して、意識が薄れていった。
ーーーー
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