2.5次元少女
棗side



龍に屋上を追い出されて、図書室へ来た。


なんか疲れたな。
寝よ。


そう思ってベッドへ入ったのは覚えてる。
覚えてるんだけども、




目の前のこいつは知らん。



なぜここにいる斉木きら。

とりあえず、
斉木の体制がきつそうだから
横にしてやった。


目の前で寝るこいつをよく見ると、
ちょっとかわいいと思った。


こいつがこの辺の治安維持してると思うと
かっこいいとも思った。




「ん。」


そろそろ起きるかな。


「!?相良。なにもしてないだろうな?」

ああ、
この感じ
疑われることにわ慣れたからな。

「えぇ、どうだろぉ?
本当に覚えてないの〜?」


もともと疑われることをすれば
痛くもなんともない。


私の演技time。


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きらside


俺はわかってしまった。

このかわい子ぶった感じ。
きっとほんとの相良ではない。





「悪かったな。」



勝手に責め立てて。
今度はちゃんと見てるから、
お前が苦しくないように。




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