2.5次元少女
美嘉子side



棗と居れないと、
180°世界が変わったみたい。


なにも楽しくない。


寄って来る男も女も
結局、心から話せるわけでもない。


棗。


ふと後ろを見ると、
夢燐と楽しく笑う棗がいた。

なんで、
そこは私たちの場所。

つらい
つらい
つらい
ツラい
ツラい
ツライ
ツライ
ツライ


さ「ねぇ。」

全ての元凶。

美「何?」

思ったより低い声が出た。

こいつさえいなければ、
私はもっと棗と。


さ「…あのさ、桜蘭の姫なんでしょ?」

なんでそのこと。

さ「龍君から聞いたんだ。」

美「龍??」

なんであいつが。

さ「今日は棗ちゃんといないね
どうしたの??」

美「別に」

さ「何かあったの?
あんなに仲良しだったのに。」

ほんと、こいつ何考えてるんだろ。

どうせ棗を陥れることしか
考えてないんだろうけど

まあ、姫の私に来たってことは、
狙ってるって事だよね

美「別に普通だよ??」

だって私はいつも通り
棗のこと大好きだもん。


普通だよ。

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