眠らせ森の恋
「よくお似合いです」
と渋い草色のブーツのようになった靴下を見て、つぐみは手を叩く。

 いや、こんなものにお似合いとかあるか、と思っていると、
「毛糸が余ったので、お揃いで帽子もいいかな、と思ったのですが。
 頭寒足熱と言いますから」

 アイスノンです、と大きな枕のようなアイスノンを渡してくる。

 ……どうしても、俺を即行眠らせたいようだ、と思っていた。




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