溺愛同棲~イケメン社長に一途に愛される毎日です~
(あのすごいマンション、仕事のために居候しているって思わなくていいのよね?)
改めて海沿いに建つハイタワーマンションを見上げてそう思う。運転席の真壁を視界の端に捉え、そんなことを考えていた。
なにかかもが椿には輝いて見えた。あとは真壁との本当の出会いを思い出すだけだ。
(何度か会っている。ちゃんと挨拶もした・・か。うーん。まったく、なにも浮かんでこないんだけど)
今日はもう遅い時間なので車は直接地下駐車場に向かった。IDカードで地下エントランスの扉をあけて中に入る。こちらははじめてだったので、椿はきょろきょろと見回した。
「どうかした?」
「いえ、ここ、はじめてだったから・・地下ってこんなふうになっていたんだ」
「椿はあまり使うことはないだろうね。エレベーターが来た。行くよ」
「はい」
帰宅すると、椿は三種類のアップルパイをそれぞれ八等分に切り分け、二切れずつ残してラップにくるんで冷凍庫に仕舞った。
(明日の朝食にしようっと)
ご機嫌でリビングに戻ると真壁が風呂に入るように促すので、今日も先に済ませることにする。
先週の金曜日から一人で秘書業務をこなす日々が始まったとはいえ、週末たった一日だ。明日からが本番と言える。今夜はしっかり寝て明日に備えよう、そう思って体をしっかり温め、風呂を終えた。
改めて海沿いに建つハイタワーマンションを見上げてそう思う。運転席の真壁を視界の端に捉え、そんなことを考えていた。
なにかかもが椿には輝いて見えた。あとは真壁との本当の出会いを思い出すだけだ。
(何度か会っている。ちゃんと挨拶もした・・か。うーん。まったく、なにも浮かんでこないんだけど)
今日はもう遅い時間なので車は直接地下駐車場に向かった。IDカードで地下エントランスの扉をあけて中に入る。こちらははじめてだったので、椿はきょろきょろと見回した。
「どうかした?」
「いえ、ここ、はじめてだったから・・地下ってこんなふうになっていたんだ」
「椿はあまり使うことはないだろうね。エレベーターが来た。行くよ」
「はい」
帰宅すると、椿は三種類のアップルパイをそれぞれ八等分に切り分け、二切れずつ残してラップにくるんで冷凍庫に仕舞った。
(明日の朝食にしようっと)
ご機嫌でリビングに戻ると真壁が風呂に入るように促すので、今日も先に済ませることにする。
先週の金曜日から一人で秘書業務をこなす日々が始まったとはいえ、週末たった一日だ。明日からが本番と言える。今夜はしっかり寝て明日に備えよう、そう思って体をしっかり温め、風呂を終えた。