溺愛同棲~イケメン社長に一途に愛される毎日です~
――あ、椿ちゃん、紹介するわ。息子よ。仲良くしてあげてね。
――君が椿ちゃんか。話は母さんからよく聞いているよ。はじめまして、よろしくね。
制服を着た長身の青年が柔らかな笑みを浮かべて身を屈めている。
――椿よ。お兄ちゃん、よろしくね。
差し出した手をそっと握りしめてくれた優しそうなお兄さん。
(ゆりこおばさんの、息子・・?)
そういえば――毎年恒例の年始のお茶の時、一度だけゆりこおばさんが遅れてきたことがあった。歩いてきたゆりこおばさんのすぐ後ろに若い男がいたものの、カフェラウンジに入るとゆりこおばさんは真っ直ぐ椿に向かって歩きてきたし、その男もウエイトレスと一緒に離れた席に歩いていったので気にならなかった。だがあの男こそ真壁だったのだ。
(匠さん、毎年ゆりこおばさんを車で送っていたんだ。だからわたしのことも見ていたんだ・・)
椿にとっての〝あしながおばさん〟である〝ゆりこおばさん〟の顔を思い浮かべたことによって、すべての疑問が一瞬にして吹き飛んでいった。
――君が椿ちゃんか。話は母さんからよく聞いているよ。はじめまして、よろしくね。
制服を着た長身の青年が柔らかな笑みを浮かべて身を屈めている。
――椿よ。お兄ちゃん、よろしくね。
差し出した手をそっと握りしめてくれた優しそうなお兄さん。
(ゆりこおばさんの、息子・・?)
そういえば――毎年恒例の年始のお茶の時、一度だけゆりこおばさんが遅れてきたことがあった。歩いてきたゆりこおばさんのすぐ後ろに若い男がいたものの、カフェラウンジに入るとゆりこおばさんは真っ直ぐ椿に向かって歩きてきたし、その男もウエイトレスと一緒に離れた席に歩いていったので気にならなかった。だがあの男こそ真壁だったのだ。
(匠さん、毎年ゆりこおばさんを車で送っていたんだ。だからわたしのことも見ていたんだ・・)
椿にとっての〝あしながおばさん〟である〝ゆりこおばさん〟の顔を思い浮かべたことによって、すべての疑問が一瞬にして吹き飛んでいった。