溺愛同棲~イケメン社長に一途に愛される毎日です~
八時半。椿は始業時間三十分前に出社し、社長室の机を拭こうと思っていた。無人の社長室、だが念のためノックしてみる。と、
「はい」
「!」
声がして飛び上がりそうになった。
「どうぞ」
促されて逃げるわけにもいかず、そろりとドアノブを回して扉をあける。奥のデスクには真壁の姿があった。
「失礼いたします。社長、おはようございます」
中に入って一礼する。それから数歩歩み寄って、そこで立ち止まった。
「おはよう。早いね」
「・・いえ、あの、これくらいは、と思いまして・・その」
「ん?」
「机を、拭こうと思いまして」
すると真壁はこれ以上ないほど優しく微笑んだ。
「我が社は自分の使っているものは自分できれいにする決まりになっている。だから僕も自分の机は自分で拭いている。雪代さんがすることはないよ」
「そうなんですか。わたし、てっきり・・」
「そういう会社もまだあるかもしれないけど、女性社員は戦力だから掃除やお茶汲みなんかさせないし、今の時代、そんなことに給料を出せる余裕のある会社なんて少ないんじゃない? でもまぁ、僕はありがたくもお茶やらコーヒーやら出してもらえるから極めてありがたいんだけどね。とにかく、秘書としての業務に専念してくれたらいいよ」
「わかりました」
椿の返事に真壁は、うん、とうなずいた。
「はい」
「!」
声がして飛び上がりそうになった。
「どうぞ」
促されて逃げるわけにもいかず、そろりとドアノブを回して扉をあける。奥のデスクには真壁の姿があった。
「失礼いたします。社長、おはようございます」
中に入って一礼する。それから数歩歩み寄って、そこで立ち止まった。
「おはよう。早いね」
「・・いえ、あの、これくらいは、と思いまして・・その」
「ん?」
「机を、拭こうと思いまして」
すると真壁はこれ以上ないほど優しく微笑んだ。
「我が社は自分の使っているものは自分できれいにする決まりになっている。だから僕も自分の机は自分で拭いている。雪代さんがすることはないよ」
「そうなんですか。わたし、てっきり・・」
「そういう会社もまだあるかもしれないけど、女性社員は戦力だから掃除やお茶汲みなんかさせないし、今の時代、そんなことに給料を出せる余裕のある会社なんて少ないんじゃない? でもまぁ、僕はありがたくもお茶やらコーヒーやら出してもらえるから極めてありがたいんだけどね。とにかく、秘書としての業務に専念してくれたらいいよ」
「わかりました」
椿の返事に真壁は、うん、とうなずいた。