溺愛同棲~イケメン社長に一途に愛される毎日です~
「デキる経営者は朝が早いってよく聞くけど、ウチの社長もデキる人だから。出社前にジムに行ってひと汗かいてから来るって聞くしね」


「ジム・・すごい。わたしも運動不足だから見習わないといけないかも」

「だったら法人契約しているスポーツクラブがあるからそこに通えばいいわ。そうそう、昨日言い忘れたんだけど」

「はい」

「社長、女性には興味ないみたいだから、あらぬ期待は抱かないほうがいいわよ」

「・・え?」

「まったく浮いた話がないの。あれだけのイケメンで高学歴、家柄もよろしくてデキる人だから大モテなのに」

 たらり、冷や汗。

「それって・・」

「同性が好きなのかどうかは不明。けど、そう言う人がいるのも確かね。それも噂好きの女子社員じゃなく、けっこうポジションのあるおじさんたちが口にするものだから、まことしやかに囁かれているけど。でもまったく違うことを言う人もいるわ。留学経験もおありだし、もしかしたら日本人女性に興味がないだけかもしれない、とかね。あるいは立場上言わないだけで、決まった人がいるのかもしれない。とにかく、想っても報われないから気をつけて」

「・・それは大丈夫です」

 と、その返事に山瀬は目を丸くした。

「雪代さん、興味のないタイプ?」

「へ?」
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