溺愛同棲~イケメン社長に一途に愛される毎日です~
「ベッドだけ処分を。それ以外はそのまま運んでほしい。あ、いや、違う。洗濯機とか掃除機は不要だ。えーっと、冷蔵庫は備え付けのようだからこれもいいな」

「家電は新しいもののようですが」

「そっちでリサイクルにでも回してもらったらいいよ。引取書が必要なら用意してくれたらサインする」

「わかりました。では、パソコンを除く家電以外をまるまるご指定の住所に運びます」

「よろしく頼む。雪代さん、鍵を」

「え……」

「鍵だよ」

 促され、反射的にカバンから鍵を取り出して真壁に渡すと、その真壁は業者に鍵を預けてしまった。

「行こう」

「行くって、どこへ?」

「決まってるだろ、僕のマンションにだ。さぁ、早く。彼らの邪魔になるから」

 腕を掴まれ、強引に歩かされる。なにがなんだかわからないまま、椿は真壁について進み、時間貸し駐車場へとやって来た。

「乗って」

「でも・・」

「早く」

「はいっ」

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