溺愛同棲~イケメン社長に一途に愛される毎日です~
うっすら微笑んだ真壁の背を放心したように眺めている椿は、ドアフォンが引っ越し業者であることを教えられてようやく現実の世界に戻ってきた。
これから真壁と同棲を始める、という現実を。
(う、うそ・・)
本来なら使用通路などに防護材を巡らせるものだが、椿の荷物はすべてダンボールに入れられていて、それを運ぶだけなのでマンションの管理会社からそのまま運んでいいと了承されたとのこと。だが、これを聞いた椿は、はっと息をのんだ。
(ちょっと待って。なにもせずに任せたらいいからって出てきたけど、下着とかなんとか男の人には見られたくないものも全部やってもらったってことよね? それって、めちゃくちゃ恥ずかしい!)
目を丸くして茫然となっている椿の目の前で、どんどんダンボールが運び込まれてくる。とはいえ、元の家からの引っ越しの際にかなり整理してきたので、荷物自体が少ない。運び入れはあっという間に終わった。
「これから収納させていただこうと思うのですが、よろしいでしょうか?」
そう声をかけてきたのは中年の女性だった。
「え、あ、あの」
「お荷物を詰めさせていただきました彩坂と申します」
「あ、はい」
にっこりと微笑む顔は安心できるものだった。椿はその笑みが「安心してください」と語っているように思え、ほっとした。
これから真壁と同棲を始める、という現実を。
(う、うそ・・)
本来なら使用通路などに防護材を巡らせるものだが、椿の荷物はすべてダンボールに入れられていて、それを運ぶだけなのでマンションの管理会社からそのまま運んでいいと了承されたとのこと。だが、これを聞いた椿は、はっと息をのんだ。
(ちょっと待って。なにもせずに任せたらいいからって出てきたけど、下着とかなんとか男の人には見られたくないものも全部やってもらったってことよね? それって、めちゃくちゃ恥ずかしい!)
目を丸くして茫然となっている椿の目の前で、どんどんダンボールが運び込まれてくる。とはいえ、元の家からの引っ越しの際にかなり整理してきたので、荷物自体が少ない。運び入れはあっという間に終わった。
「これから収納させていただこうと思うのですが、よろしいでしょうか?」
そう声をかけてきたのは中年の女性だった。
「え、あ、あの」
「お荷物を詰めさせていただきました彩坂と申します」
「あ、はい」
にっこりと微笑む顔は安心できるものだった。椿はその笑みが「安心してください」と語っているように思え、ほっとした。