溺愛同棲~イケメン社長に一途に愛される毎日です~
コンコンと音がして、椿は顔を上げた。細いすりガラスに人影が見える。
「はい」
「椿、入っていい? 今、大丈夫?」
「あ、どうぞ。大丈夫です」
扉が開いて真壁が入ってきた。
「風呂を使っている様子がないから見に来たんだけど」
「あ! すみません。片付けに集中していてすっかり忘れてましたっ」
「だったらいいんだけど・・れは?」
真壁の視線がベッドの上のガラスの靴に注がれている。
「これは頂き物なんです」
「頂き物」
「はい。大切な人からのプレゼントなの。あ! 大切な人って、女性です。子どもの時に母の入院していた病院で知り合った方で、ずっとわたしを支援してくださっているとても素敵な方なんですっ。だからこのガラスの靴は宝物なんです」
「宝物か。いいね。椿にそんなふうに思ってもらえて」
真壁は言うとガラスの靴の置物を見て、ふっと柔らかく微笑んだ。
(シンデレラなんて子どもっぽいと思われたかな?)
それともシンデレラに憧れていると呆れられた? そんなことを思っている椿の前に真壁はやってくると、すっとかがみ込んだ。
「シンデレラってさ、主人公がシンデレラだから、王子さま、早くシンデレラを見つけ出して幸せにしてあげてくださいって読者は思ってしまうけど、でも見方を変えたらまったく違うよう印象になると思わない?」
「はい」
「椿、入っていい? 今、大丈夫?」
「あ、どうぞ。大丈夫です」
扉が開いて真壁が入ってきた。
「風呂を使っている様子がないから見に来たんだけど」
「あ! すみません。片付けに集中していてすっかり忘れてましたっ」
「だったらいいんだけど・・れは?」
真壁の視線がベッドの上のガラスの靴に注がれている。
「これは頂き物なんです」
「頂き物」
「はい。大切な人からのプレゼントなの。あ! 大切な人って、女性です。子どもの時に母の入院していた病院で知り合った方で、ずっとわたしを支援してくださっているとても素敵な方なんですっ。だからこのガラスの靴は宝物なんです」
「宝物か。いいね。椿にそんなふうに思ってもらえて」
真壁は言うとガラスの靴の置物を見て、ふっと柔らかく微笑んだ。
(シンデレラなんて子どもっぽいと思われたかな?)
それともシンデレラに憧れていると呆れられた? そんなことを思っている椿の前に真壁はやってくると、すっとかがみ込んだ。
「シンデレラってさ、主人公がシンデレラだから、王子さま、早くシンデレラを見つけ出して幸せにしてあげてくださいって読者は思ってしまうけど、でも見方を変えたらまったく違うよう印象になると思わない?」