溺愛同棲~イケメン社長に一途に愛される毎日です~
 椿はそう叱責してから身を屈めた。

「ま、じゃない。匠さん、風邪ひきますよ。それにお風呂に入ってください」

 声をかけるが反応はない。気持ちよさそうに寝息を立てて眠っている。椿はそんな真壁の肩に手を置き、そっと揺すった。

「匠さん、起きて」

「・・ん」

 小さな声がして真壁が少し目をあけた。ぼんやりしたような感じに椿がもう一度声をかける。

「起きてください。お風呂――あ!」

 腕を掴まれたかと思ったら引き寄せられた。バランスを崩してそのまま真壁の上に落ちる。それから――

「んんっ」

 柔らかな感触が唇に触れた。

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