幸せの晴れ


「陽菜ちゃん、君は今まで十分頑張ってきたよ。
晴也に寄りかかってもいいんじゃないかい?」


清水さんはそう言ってくれたけど、やっぱりすぐ答えを出す事は出来なかった。


そして私は、清水さんに晴陽を頼み晴也と2人きりで話をさせてもらう事にした。


「清水さんと晴也が親子だったなんてビックリだよ。」

「本当だよ。
陽菜ちゃんと親父が一緒に居た事にも驚いた。」

「私、今まで晴也のお父さんに面倒見てもらってたんだね。」

「そうだな。
…ねぇ陽菜ちゃん、俺、終業式の日伝えたかった事があったんだ。」
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