極甘ウエディング~ようこそ俺の花嫁さん~


「お母様と、弟さん、でしたか……」

「と言っても、俺の本当の母親ではない。あの人は父の後妻なんだ」

「そう、だったんですか……では、弟さんも……?」

「悠太は、父とあの人が一緒になってからできた子で、俺とは腹違いの兄弟になる」


さっき会った二人を頭の中で思い返すと、その話にはすぐに納得がいった。

継母だというあの女性と慶太さんには、どこも似ていると思える部分がなかったのだ。

顔も、雰囲気も、親子というのを感じられなかった。

腹違いの弟だというあの“悠太さん”という男性は、背格好は慶太さんに似ているものの、顔はぱっと見の印象、やっぱり兄弟とは分かりづらかった記憶がある。

綺麗な顔立ちではあったけど、慶太さんほどの端正さはなく、やはり母親が違うと細かなパーツが変わってくるのだと思えた。

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