極甘ウエディング~ようこそ俺の花嫁さん~
「のどか、よく聞いて」
テーブルに片手をついた慶太さんは、高い背を少し縮め、私のことを覗き込む。
フォークですくったケーキを手にしたまま、迫った慶太さんを見上げた。
「俺は、のどかとしか一緒になる気はない。別の人間と結婚するくらいなら、一生独り身でいいと思ってる」
「どうして……そこまで、私のこと……」
「まだそんなことを言ってるのか?」
慶太さんの手が頬に触れ、驚いたように置いたフォークが静かな個室にカチャンと音を立てた。
お皿の上に気を取られた私の目線を自分へと向けさせるように、頬に触れていた手が顎を掴む。
少し強引に上向かされると、慶太さんは熱っぽい視線で私を見つめていた。