極甘ウエディング~ようこそ俺の花嫁さん~
この間、会社で会った後、慶太さんが私のことを悠太さんに話したようだ。
と、いうことは……あのお義母様にも、私のことは伝わっているということ?
「兄と、婚約されるそうですね」
「あ、はい……」
答えると、悠太さんはふふっといきなり笑う。
「そんなに緊張しないで。立ち話もなんですし、良かったらお茶でもいかがですか? この近くにいい店があるんです」
「あ、いえ……私、今から仕事が入っていまして」
「仕事? うちでの仕事なら、僕と一緒だと言えば問題ないよ」
「いえ、仕事というのは――」
何だか強引な感じの人だな、と警戒心が芽生え出した時、「のどか」と私の名前を呼ぶ慶太さんの声が聞こえた。