極甘ウエディング~ようこそ俺の花嫁さん~


髪はストレートで綺麗と言われたことはあるけど、それはカラーしたりパーマをかけたりしたことがなく、洒落っ気がないから傷んでないだけのこと。

肌の白さだってインドア派だからだし、目は二重だけど大きいなんて言われるような立派なものではなくて、抱き心地がいいってのはお肉が付いてるからって話じゃ……。


「食べないの?」

「えっ、あ、はいっ、いただきます……」

「のどかのパスタ、ピンクの花が載ってて可愛い」


恥ずかしくて混乱しているのは私だけのようで、慶太さんは切り替わったように並んだ料理に目を向けている。


「慶太さんのにも、黄色の花が……」


上品に盛られたライスの上には、殻付きの伊勢エビやホタテ、揚げたナスやヤングコーンなどの野菜が綺麗に並び、その上にはハーブと花が載っている。

ルーは別に運ばれてきていて、自分でかけるようだ。

慶太さんは「じゃあ、これも載せてあげる」と、黄色の花を摘まみ取り、私のピンクの花の横に添えてくれた。


「ありがとうございます」

「まだまだあるよ……仕事が好きで、一生懸命なところ。家族を大切にしているところ――」

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