極甘ウエディング~ようこそ俺の花嫁さん~
慶太さんの顔にふわりと柔らかな笑みが舞い降りる。
知り合ってから時折見せてくれるこの笑顔は、私の鼓動を毎度ドキッと跳ね上がらせる。
でもいつからか、緊張の胸の高鳴りだけではないものを感じるようになっている。
優しくて、温かくて、どこかホッとさせられる。
こんな笑顔を向けてもらえることが単純に嬉しかった。
「ありがとうございます……でも、あまり無理はしないでください」
「いや、多少の無理は覚悟しないと。一分一秒でものどかのそばにいられるようにね」
そう言った慶太さんは繋ぐ私の手を引き寄せると、自分からも背を縮めて私の頬にキスを落とす。
突然のことに「ひゃっ」と変な声が出てしまうと、慶太さんはフッと悪戯に口角を上げた。