極甘ウエディング~ようこそ俺の花嫁さん~
食事を終えて車に乗り込み、「じゃあ、向かおうか」といざ慶太さんに言われると、それまでになかった鼓動の高鳴りに全身が包まれた。
今日はこれから、一晩慶太さんと一緒に過ごす。
それがどういうことかなんて、そういう方面に疎い私だってさすがに察しはつく。
今日がこれまでの関係から一歩進む日になるのだろうと思うと、落ち着いてなんかいられなかった。
緊張に包まれる私に気付いたのか、慶太さんは到着してすぐ「ここ、温泉が入れるんだよ」とリラックスできる話題を出してくれた。
宿でもないのに温泉に入れる?その思いもしなかったその情報に、私は「本当ですか?!」と歓喜の声を上げていた。
朝も早かったし、疲れているだろうからと、慶太さんは先に入ってくるといいとお風呂を勧めてくれた。