極甘ウエディング~ようこそ俺の花嫁さん~
園咲さんは、私の言いたいとしていたことがわかっていたみたいに質問返しをしてくる。
うっ、と言葉に詰まった私を見ると、弱ったように目元を笑わせた。
「一緒に住むに決まってるじゃないですか。俺は、あなたを常に側に感じていたい」
またしても赤面してしまうことをサラッと口にして、園咲さんは腰を抱いたまま私の顔を覗き込む。
「ここからは、二人だけの時間なんで……堅苦しい話し方もやめにしようか」
「あ……は、はい」
って!そうじゃなくて!私、また流されてる!
エントランスの巨大なガラス製の自動ドアを抜けると、建物の中はだだっ広いホールが広がっていた。
来客用のロビーになっているそこは、大理石の床がピカピカに磨かれ、ホテルのロビーのような造りだ。
園咲さんは、私を抱き寄せたまま、奥にあるカウンターに向かって歩いていく。
そこには男性女性、一名ずつのスーツを着たコンシェルジュが掛けていた。
私たちが近付いてくると、席を立ち上がり深く頭を下げる。