《短編》*さよなら、また明日*

『ふーん。で、茅野さん。どうして僕の家に…?』


僕がそう言うと、驚いたような顔して僕の顔をじーっと見つめてくる彼女。


「ここ、キミの家なの?」


『はあ、そうです。』


「へぇー。いい家だね!あたし、ここ気に入ったよ!」


『知るか。』


なに、この子。


すごく変な子なんだけど。



「あたし、死んでるんだ」


『ーーはっ?』


「あーたーし!死んでるの!」


『なに言ってるんですか。頭おかしいんですか?』



僕がそう言い放つと、彼女はムッと分かりやすいくらい拗ねる。



「あたし、死んでるから入れたの」


『僕、幽霊とか信じないタイプなんです』


「だと思った!えへへっ…あたしね!久しぶりに人と話した!」



先ほどの拗ねた顔から一気に嬉しそうな顔に変わった。そして、彼女はぴょんぴょん跳ねて僕に話す。

情緒不安定だよね、この人。



『僕、霊感とか一切ないです。だから、あり得ないんです』


「そうなの?へー…じゃあ!あたし達ってなんか糸で結ばれてるのかなあ」


『そんな糸あるわけないでしょ』


「ふーん。そう?」

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