イジワル同期の独占欲に火をつけてしまいました
「真面目そうな子だなぁって思ってたけど、眼鏡をとったらこんなに可愛いなんて思わなかったから、びっくりしたよ」
「お、お気遣いありがとうございます……」
至近距離で微笑みかけられ、こわばりながらお礼を言う。
それでも彼の視線は私に向けられたままで、なんだか居心地が悪くてさりげなく茶髪の彼とは反対側へ体をずらすと、スポーツマンのようなさわやか営業マンの肩にぶつかってしまった。
「あ、すみません」
慌てて視線をあげると、にっこりと微笑まれた。
「酔っちゃった?」
「いえ、酔っては……」
まだ甘いカクテルを半分飲んだ程度だ。
お酒に強い方ではないけど、さすがにこのくらいでは酔わない。
そう思って首を横に振ろうとすると、大きな手に頭を引き寄せられた。
「酔ったなら、俺によりかかってていいよ」
こてんと頭をたくましい胸に預けるかたちになってしまった。
密着した体に、どうしていいのかわからずに一気に硬直する。