イジワル同期の独占欲に火をつけてしまいました
「で、でも……、拓海は……?」
なんとか平静を装いながら聞くと、拓海が私の首筋に顔をうずめたまま笑った。
「俺はいいや」
「な、なんで……?」
「シャワー浴びてるうちに、お前怖気づいて逃げそうだもん」
「うう……っ!」
今の時点ですでに思い切り怖気づいてるの、見抜かれてる!
「お前が抱いてくれって頼んだんだから、覚悟しろよ?」
動揺する私をおもしろがるように、拓海が悪魔の笑みを浮かべながら言う。
恐怖で縮み上がっていると、突然体が宙に浮いた。
「ひゃあっ!」
拓海は驚く私の体を軽々と持ち上げて、乱暴にベッドの上に放り投げた。
「きゃっ!」
ばふん、とベッドの上で弾んで転がる私を見ながら、拓海がこちらに近づいてくる。
「佳奈」
名前を呼ばれ見上げれば、長い指を首元のネクタイの結び目にひっかけて緩めながら笑う拓海。