イジワル同期の独占欲に火をつけてしまいました
 

その途端、ぶわっと全身が熱くなる。
心臓が、爆発してしまうそうな勢いで飛び跳ねる。

こちらを見つめる拓海の表情が、どことなく嬉しそうに見えてしまった。

落ち着け、落ち着け、落ち着け。
あの拓海が、処女の私を前に面倒がることがあっても、喜ぶなんてありえないのに。

咄嗟に顔をそらし唇を噛むと、拓海が指先で私の熱くなった頬をそっとなでた。

「お前、普段とベッドの中じゃギャップがすごいな」
「ど、どういう意味……?」

甘やかすような声色に戸惑いながら視線を上げると、私に覆いかぶさる拓海が柔らかく目を細めた。

「かわいいなと思って」

拓海の言葉に一気に頬が熱くなる。

「か、からかわないでよ……っ!」

かわいいなんて言葉、生まれてから二十五年。一度も異性に言われたことがない。


 
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