イジワル同期の独占欲に火をつけてしまいました
 

「……余裕だな」

頭上から降ってきたつぶやきに目を開くと、拓海が私の顔の横に手を付きこちらを見下ろしていた。

「この状況でぼんやり考え事なんて、ずいぶん余裕じゃん。好きな男のことでも考えてた?」
「え!? いや、ちが……っ」

慌てて首を横に振った私に、拓海は短い舌打ちをした。

それまで優しかった手が、乱暴に私の両腕を掴んで柔らかいベッドに押し付けた。
力任せに自由を奪われ、戸惑いながら視線を上げる。

すると、こちらを見下ろす拓海が目を細め、私の首筋に噛みつくように唇をはわせた。

「あ……っ」

長い指が下着の上から私の胸のふくらみにふれる。

拓海に触れられてる。
そう思うと、引き結んだ唇から絶え間なく吐息がもれてしまう。

触られているのは胸なのに、体のもっと奥が熱く溶けていくようなもどかしく甘い、はじめての感覚。


 
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