イジワル同期の独占欲に火をつけてしまいました
「恥ずかしいから、からかわないで……」
発火しそうなほど熱くなった頬を見られたくなくて、必死に腕で顔を隠そうとしていると、苛立たしげな舌打ちが聞こえた。
「……なんか腹がたってきた」
頭上から降ってきた乱暴な言葉に、不思議に思ってうっすらと目を開けた。
「拓海……?」
なにか、怒ってる?
涙でうるみぼんやりとした視界の中で、拓海はこちらを見下ろし睨んでいた。
「お前、本当に男の趣味悪いよな」
「えっ、なに……?」
「処女は面倒だなんて最低なことを言う男の、どこがいいんだよ」
突然責められ、混乱しながら瞬きをする。
「どこがって……」
そんなこと聞かれても困る。
困惑して口ごもる私を、拓海はさらに批難する。
「そんなくだらない男のためにほかの男に抱かれて処女をすてようとするなんて、お前本当にバカじゃないのか?」
予想外の拓海の言葉に、驚いて口がぽかんと開く。