俺様外科医に求婚されました



二階には、病院の玄関口やエントランスが見下ろせる、吹き抜けになったやすらぎ広場というフロアが中心部分にある。

ソファやテーブルが並び、見舞いに来る人や患者さんたちの憩いの場になっている場所だ。


そのやすらぎ広場を挟んだ東側がA棟で、B棟は西側にあった。

ふと視線を上に向けた。
院内の案内板を確認して、矢印が指す2Bの方向へ足を進めた。


循環器内科、心臓血管外科…

通り過ぎていくこの階にある診療科を確かめながら、私はついに目的地、脳神経科のあるエリアにたどり着いた。

ここでいいのかな?

キョロキョロ視線を動かしていると、脳神経科には三つの診察室があり、そこで数秒私の足は止まってしまった。

一体どこをノックするのが正解なんだろう。
こういう時は、やっぱり1?

そんなことを考えながら第一診察室の前にいた、その時だった。


「お!そろそろ来る頃かと思ってたよ」


聞き覚えのある声が、右側から聞こえた。

その声のした方に目を向けると、第三診察室からひょっこり顔を出した、あの先生…大和 諒太と目が合った。


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