俺様外科医に求婚されました



小坂主任が言っていたことは、本当なのだろうか。この人が、私の異動を決めたとかいう張本人?

でも…噂だと言っていたし、もしかしたら違うかもしれないし。

戸惑いながら、先生の方を見た。
すると先生は、小さく微笑んで口を開いた。


「今回の異動は、俺が決定したんだ」


全く悪びれることもなく。
彼はそう言って、今度はニッコリと笑った。


「何故ですか?理由を教えてください」


サラッと俺が決定したなんて言われても、そうなんですかとは言えなかった。


「理由?顔を見に行く手間が省けるからだ」

「はい?」

「最近手術が詰まってて忙しい。やらなきゃいけないことも山ほどある。でも、顔は見たいし息抜きはしたい」

「何を仰ってるんですか?意味が、よくわからないんですが」

「…だから。俺は少しでもキミと会える時間を増やしたかったんだよ」


…はっ?????

頭の中に浮かぶ、たくさんのハテナ。

キミと会える時間を増やしたかった?

それで、私をこっちに異動させた!?


…信じられない。バカなの!?


< 47 / 250 >

この作品をシェア

pagetop