俺様外科医に求婚されました
最初に連れていかれたのは手術センターのスタッフステーションだった。
そこでは小野さんが丁寧に私を紹介してくれたおかげで看護師達ともきちんと挨拶を交わせた。
それから向かったのは器材室で、そこでは器材の洗浄方法や滅菌の手順を教えてもらい、その器材室の隣では手術着などの衣類の洗濯方法なども教えてもらった。
お昼の休憩時間は小野さんと院内食堂に行った。
一緒に食事をしながら、そこでもいろいろと細かいことを教えてもらった。
そして、昼食後。
最後に案内されたのが手術室だった。
ちょうどタイミング良くもうすぐ手術が終わりそうだということもあり、手術後の手術室の清掃に立ち会わせてもらえることになった私は、小野さんと一緒に手術室の手前で待たせてもらっていた。
「あ、終わった?かな?」
十分ほど経った頃、小野さんがそう言った時だった。
手術室のドアが開き、中から青色の手術着に帽子とマスクをした二人の医師が並んで出てきた。
こういうシーンはドラマなんかでは見たことがあったけれど、実際目にしたのは初めてのことで。
出てきた先生達とふと目が合うと、何故か緊張して心臓がドキドキと鳴り響いた。
だけど次の瞬間…