俺様外科医に求婚されました



「昔に何があったかは知らないけど、くだらない男と俺を一緒にするな」

「…すいません」


私がそう謝ると、そのタイミングで注文したものが次々にテーブルに運ばれてきた。


「まぁまぁ!とりあえず食べよう」

「ですね!めちゃくちゃ美味しそうー!」


相沢先生と小野さんが、そう言いながら空気を変えるようにトングを持って肉を焼き始める。


今さらながらこの場で過去の恋愛話を持ち出したことを後悔しつつ、美味しそうに焼かれて皿に乗せられていくお肉を頬張った。


だけど、食事を始めて1時間が過ぎた頃。


「相沢先生、本当カッコイイです」

「ははっ、それもう8回目」

「だって本当にカッコイイんですもん!」


頰を真っ赤にした小野さんが、そう言いながら相沢先生に寄りかかるように目の前で崩れ始めた。

飲んだものは生ビール2杯程度だったけれど、お酒が弱いのか、或いは相沢先生が隣にいるせいで酔いが早くまわったのか。

そんなことはわからないけれど、明らかに小野さんは酔っ払っているように見えた。


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