自由帳【番外編やおまけたち】
・・・・・
「わっ、もうこんな時間! 私そろそろ帰ります。お肉美味しかったです」
少しだけお邪魔したら帰るつもりでいたのに、何だかんだで佐々岡さんが一緒にいてくれたことが嬉しくて長居してしまった。時計を見て、現実に引き戻される。
慌てて立ち上がると、ガタンと椅子が音を立てた。
「送ってく」
歩き出した私の横に、背の高い佐々岡さんが並ぶ。どうやら出口まで一緒に来てくれるようだ。
「すみません、私の相手ばかりさせちゃって」
歩きながら早口で謝罪した。よくよく考えると、佐々岡さんは席も移動せずにずっと話し相手になってくれていたのだ。
いくら馴染みの顧客とは言え、ここまでしてくれるとは思ってもいなかった。
『あんたは客って感じがしないんだよな』
先ほどの言葉が、頭でリフレインされる。私はかき消すように頭を振った。そんな私に気付いてか、少し歩調を弱めた佐々岡さんが尋ねてきた。
「飲み過ぎたんじゃないか?」
(ーーち、近いっ!)
「わっ、もうこんな時間! 私そろそろ帰ります。お肉美味しかったです」
少しだけお邪魔したら帰るつもりでいたのに、何だかんだで佐々岡さんが一緒にいてくれたことが嬉しくて長居してしまった。時計を見て、現実に引き戻される。
慌てて立ち上がると、ガタンと椅子が音を立てた。
「送ってく」
歩き出した私の横に、背の高い佐々岡さんが並ぶ。どうやら出口まで一緒に来てくれるようだ。
「すみません、私の相手ばかりさせちゃって」
歩きながら早口で謝罪した。よくよく考えると、佐々岡さんは席も移動せずにずっと話し相手になってくれていたのだ。
いくら馴染みの顧客とは言え、ここまでしてくれるとは思ってもいなかった。
『あんたは客って感じがしないんだよな』
先ほどの言葉が、頭でリフレインされる。私はかき消すように頭を振った。そんな私に気付いてか、少し歩調を弱めた佐々岡さんが尋ねてきた。
「飲み過ぎたんじゃないか?」
(ーーち、近いっ!)