手をつないでも、戻れない……
だが、彼の手が、もう一度私の手を握り返してきた。
「でも、もう、戻れないよ…… いっぱい人を傷つけちゃった……」
私は、どうにもならない気持ちを口にした。
すると、かれの手が、私の手に絡むように繋いできた。
「そうだな…… いくら望んでも十五年前に、俺達は戻れない……」
「樹さん……」
彼の言葉に、戻る事の出来ない現実を知らされて気がした。
やっぱり、別れが待っているのだ……
「俺も、美緒も背負っているものが、十五年前とは違ってしまった。だから、戻る事は出来ないけど……
俺達、二人でこれからを一緒に進んでいかないか?」
彼は、繋いだ手に力を入れ、私を見た。
「えっ? これからを一緒に……」
私は、驚いて彼の目を見た。
「そう…… 戻るんじゃない。前に進むんだ……」
「私が、樹さんの隣にいていいの?」
「ああ…… 美緒に居て欲しい……」
私は、繋いだ手を自然と握り返していた。
繋いだ手から、苦しみが溶けて、全ての思いが伝わる気がした。
「もう、この手を離さないから……」
彼は、そう言って、手を繋いだまま、私を胸の中に閉じ込めた。
ずっと、愛おしくてたまらなかった胸に、涙が溢れ出した。
「好き………」
私は、掠れる声に、ありったけの気持ちを込めた……
「でも、もう、戻れないよ…… いっぱい人を傷つけちゃった……」
私は、どうにもならない気持ちを口にした。
すると、かれの手が、私の手に絡むように繋いできた。
「そうだな…… いくら望んでも十五年前に、俺達は戻れない……」
「樹さん……」
彼の言葉に、戻る事の出来ない現実を知らされて気がした。
やっぱり、別れが待っているのだ……
「俺も、美緒も背負っているものが、十五年前とは違ってしまった。だから、戻る事は出来ないけど……
俺達、二人でこれからを一緒に進んでいかないか?」
彼は、繋いだ手に力を入れ、私を見た。
「えっ? これからを一緒に……」
私は、驚いて彼の目を見た。
「そう…… 戻るんじゃない。前に進むんだ……」
「私が、樹さんの隣にいていいの?」
「ああ…… 美緒に居て欲しい……」
私は、繋いだ手を自然と握り返していた。
繋いだ手から、苦しみが溶けて、全ての思いが伝わる気がした。
「もう、この手を離さないから……」
彼は、そう言って、手を繋いだまま、私を胸の中に閉じ込めた。
ずっと、愛おしくてたまらなかった胸に、涙が溢れ出した。
「好き………」
私は、掠れる声に、ありったけの気持ちを込めた……