君は運命の人でした。

「先輩！！！1つ聞きたいことがあるんですけど」

「？？」

「先輩が私に付き合おうって言ってくれて時、前から気になっていたんだって言ってくれましたよね？私達どこが会っていたんですか？すいません失礼なことを聞いて…」

「あーそのことか…やっぱり覚えてないのかな？」

先輩はちょっと苦い顔をしていた。

やっぱり失礼なことを…どうしようー。

「つむぎちゃん、2年前の春の日なにか大きな出来事があったよね？」

先輩の言葉に私はある1つのことを思い出した。

「交通事故…」

そう、2年前のある春の日私は交通事故に巻き込まれた。

横断歩道を渡っていたところ信号無視の車に突っ込まれたのだった。しかし私は軽症で済んだ。

なぜかって？それはある1人の男性がギリギリのところで私を助けてくれたからだ。

私はショックのあまり意識を失ってしまい、そのまま入院したためどこの誰が助けてくれたのかも分からないままだった

しかし…

「どうして先輩がそれを知っているんですか？」