君は運命の人でした。
…もしかして。

「そう、つむぎちゃんを助けたのは俺なんだ」

うそ、先輩があの時の人?私の命の恩人…。

「そうだったんてすか!?じゃー先輩のおかげで…ありがとうございました!本当に、ありがとうございます!」

「いいんだよ!当たり前のことをしただけ!」

そのあとは沢山の事を話してくれた。

当時事故あと先輩はすぐに引っ越してしまったため私の家族はお礼が言えなかった事。

入学式で私を見たときに私の事は最初誰か分からなかった。しかし一目惚れをした…という事。

そして、屋上で名前を聞いたとき、私があの時の人だって確信したという事。


最後に先輩はこう言った



「本当に運命だって思った」


…と。
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