求めよ、さらば与えられん
夜子供達を寝かしつけ、私とマデリンも布団の中へ潜った。


血は繋がっていなくても本当の姉のように思ってる。私には頼りになる兄ヘンリーとしっかり者の姉マデリンがいる。そして父と慕っている神父様に薬師の師であるロッシ先生。なんて恵まれているのだろうと思わない日はない。



「まだまだ終わりそうにないね」



小さく沈んだ声でマデリンが呟いた。私も小さな声で「うん……」と返事をした。



「大丈夫? 無理してない?」

「大丈夫だよ。 それに私なんかより戦地で戦ってる人達の方が大変な思いをしてると思うから……」

「ビーチェの薬はよく効くってみんな絶賛してる。 だから休む間もなく薬をずっと作ってるでしょ? 私はその内ビーチェが倒れちゃうんじゃないかって心配でしょうがないよ」



私の癒しの力と薬草は相性がいいのか、上手い具合に薬草の効果を引き出してくれてるみたいだ。そのおかげで、今までは病人に対しては何もしてあげられなかったけど、薬を通して回復の手助けをする事が出来ている。


力を使ってるなんてヘンリーに知られたら凄い剣幕で怒られそう。





< 20 / 334 >

この作品をシェア

pagetop