【番外編追加中】紳士な副社長は意地悪でキス魔
素敵なひとだと思う一方で、私の胸はざわついている。ひどく緊張して、手に汗をかいている。
雅さんは鼻唄を軽やかに奏でながら、袋からプラスチック製の重箱を取り出した。下の段にはピラフ、上の段にはローストチキンや温野菜が彩りよく詰められている。もう一つの袋にはカルパッチョとサラダ、カットフルーツが盛られている。
美味しそうだけれど……それどころではない。
「聞いてくれるか? 女の子をハニーと呼ぶのは長年の癖で、というのもあるけれど」
そうしゃべりながら雅さんは優雅に取り皿や割り箸を置いていく。
「名前で呼ぶのはすごく勇気がいるんだ。間違えようがないのに緊張する。ずっとハニーしか使わなかったからね。あ、勘違いしないでほしい。君は本気で好きになった女の子だから。その女の子の名を口にするのが、こう、とても……照れてしまうんだよ」
ほんのり頬を赤くした雅さん。
かわいい、と表現したくなる表情だ。初めて見る……。
「だからつい、君をハニーと呼んでしまうんだ。でも君が望むならこれからは名前で呼ぶ努力をするよ」
雅さんはテーブルの向かいから、私を真正面に見つめる。
雅さんは鼻唄を軽やかに奏でながら、袋からプラスチック製の重箱を取り出した。下の段にはピラフ、上の段にはローストチキンや温野菜が彩りよく詰められている。もう一つの袋にはカルパッチョとサラダ、カットフルーツが盛られている。
美味しそうだけれど……それどころではない。
「聞いてくれるか? 女の子をハニーと呼ぶのは長年の癖で、というのもあるけれど」
そうしゃべりながら雅さんは優雅に取り皿や割り箸を置いていく。
「名前で呼ぶのはすごく勇気がいるんだ。間違えようがないのに緊張する。ずっとハニーしか使わなかったからね。あ、勘違いしないでほしい。君は本気で好きになった女の子だから。その女の子の名を口にするのが、こう、とても……照れてしまうんだよ」
ほんのり頬を赤くした雅さん。
かわいい、と表現したくなる表情だ。初めて見る……。
「だからつい、君をハニーと呼んでしまうんだ。でも君が望むならこれからは名前で呼ぶ努力をするよ」
雅さんはテーブルの向かいから、私を真正面に見つめる。