【番外編追加中】紳士な副社長は意地悪でキス魔


「でもたっぷりと、徹底的に君を味わう」


艶っぽい瞳で見つめられ、背中がぞくりと震えた。テーブルの向かいにいた雅さんはこちら側へとやってきて、私の椅子の背もたれに手を突くと、屈み、軽く唇を重ねた。


「紬。かわいい。あの夜もとてもかわいかった」
「や……あの……」
「君はそのままでいい。それだけで俺を翻弄する魅力が充分にあるんだから。好きだよ、紬」


優しく重ねるだけのキスをする雅さん。悪戯にリップ音を大きく響かせて。私の胸はきゅうっと締め付けられた。

顎を摘ままれ、口を開かされる。なめらかに滑り込んだ熱い舌はほんのり甘いワインの味がして。雅さんの手は私のももをスカートの上からなぞって。

ひゅ、と身体が浮いた。膝裏を抱えられて、抱き上げられていた。


「ひゃ……」
「我慢できない。煽ったのは紬だよ。いい?」
「だ、ダメです……」
「本当にダメなの? キスだけで溶けそうな顔をしているよ。正直にいってごらん? 紬、いいね?」
< 200 / 237 >

この作品をシェア

pagetop