幼なじみが好きでしょうがない


いよいよ明日。


という前日の夜。

遠足前の小学生並みに楽しみにしてる。ほんっとに馬鹿よね。




ガチャっと、ドアが開き、突然、大雅が入ってきた。

は!?



「ちょ、ノックしてよ!」

「は?するわけねえだろ。」



むっかーーー!腹立つんだけど!!


「……お前、水着…どんなの買ったんだよ…」


「はい?」

いや、そんなの聞いてどうすんの。


「ちゃんと、あのワンピースみたいなの買ったか!?」

いや、早口すぎて、声裏返ってるし……笑えるんだけど(笑)


声は出さず、肩を震わせて笑っていると

大雅はベッドに座っている私に近づいて


「なに笑ってんだよ。」

と、少し、腹を立てた様子で聞いてきた。


いやいや、今の笑うでしょ。

「…っ。はははははっ。慌てすぎだし!早口でなんて言ってるかわかんないし!」

ついに、堪えられなくなって、思い切り笑った。



「うるせー口だな。ほんとに。」


と、呆れたように言った。


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