【完】溺愛彼との甘いお泊り
あれ……。
片手にしっかりと握られた可愛くラッピングされた袋。
女の子のお店だよね?
「何、その袋」
「あーこれ、プレゼント!」
はい、っとその袋を渡された。
この袋って、私の好きなお店の……。
「見ていい?」
「もちろん!」
この服って、さっき私が試着した洋服たちだった。
え、何ではるが?
「ごめん、嘘ついた。実は、ドッキリしようと買ってきちゃった!」
いたずらっぽく笑うはる。
嬉しすぎたよ……。
「うっ……ふぅ……」
「何、泣いてんの?」
私の顔を持ち上げ、涙が出ているのが分かったはるは、驚いていた。
「だって……嬉しすぎ……だよ……」
すると、はるの顔がだんだん近づきてきた。
「その、笑顔が好き」