たぶん、トクベツちがいな恋。
カシャリと、スマホの画面内に、たくさんのプレゼントに囲まれた珠理をおさめる。
どうしようもなく緩んだ顔。その輝かしい笑顔に、自然と俺の口元も緩んだ。
「お前、顔気持ちわりーよ。ゆるみすぎ」
「え〜?だって、楽しいんだもの!去年できなかったから、尚更!」
“ みんな本当にありがと〜! ” と言いながら、珠理はずっと笑っていた。
そんな珠理を見ながら、やっぱりこのパーティーを毎年開いてきてよかった、なんて自己満足。
…俺は、大切な存在に、ちゃんと光が当たればいいって、いつも思ってる。珠理も茶々も。
大切なものが、守りたいものが、ちゃんとしあわせでいられるのであれば、俺はいくらでも力を貸す。
こいつらが青々と輝く空だとしたら、俺はその色を与える海になる。
俺が、そうしたいと思っていることにも気づかなくていい。ただ、何も知らないで、笑っていればいい。
だって俺は、キラキラと輝く2人のようにはなれないから。同じ男だけど、人間だけど、敵わないことを知っている。劣等感を感じたことがないのかと言われれば嘘になる。
でも、それでも良いと思ってしまうくらい、この2人の存在は大きくて。
…できれば、ずっと繋がっていたい。
そんなことを、考えてしまう。